症例紹介


呼吸器疾患や内視鏡症例を中心に当院で経験した症例を紹介します。内容は医療従事者向けです。もちろん一般の方もご覧になれますがその点をご了解ください。残念ながら救命できなかった例もありますが、その後は原因を徹底究明し報告の価値のあるものを公開しております。

呼吸器科症例内視鏡症例外科症例その他

呼吸器科症例(動脈血ガス分析、気管支鏡施行例)

1. 呼吸困難、急性呼吸不全
a. 重度のチアノーゼから呼吸停止にいたったが、生還回復したポメラニアンの1例
b. 急速に呼吸困難症状が進行しあらゆる治療を施しても状態改善ができなかった1例
c. 急性呼吸不全が急速に改善した犬の非心原性肺水腫の1例
d
. 猫の急性間質性肺炎の1例
e. IPV療法により救命できた犬の急性非心原性肺水腫の1例
f. 重篤な非心原性肺水腫を示した猫に36時間かけて人工呼吸療法を行い救命した1例
g. 軟口蓋過長と肺血栓塞栓症による呼吸困難に軟口蓋切除術と抗凝固療法により救命したポメラニアンの1例
h. 気管分岐部を閉塞する気道内腫瘍により重度の喘鳴症状を呈し、気管支鏡下部分切除で改善した猫の1例
i. 猫の頚部気管狭窄に対しTチューブを設置した1例

2. 慢性呼吸不全
a. 気道閉塞障害を伴った犬の慢性気管支炎の1例
b. 犬の慢性閉塞性肺疾患の1例

3. 慢性発咳
a. 気管支鏡検査により猫喘息と診断し、ステロイド吸入療法で管理した1例
b. 中枢気道内に末梢気道から喀出された多数の粘液栓を発見できた猫喘息の1例

4. 小型若齢犬の気管・気管支炎、気管支肺炎
a. 強い乾性発咳が一日中続いたチワワの幼犬の1例
b. 難治性慢性発咳を示すプードルの小型若齢犬にBALを施行し気管支肺炎の確定診断を得た1例

5. 慢性気管支炎
a. 気管・気管支軟化症をともなった慢性気管支炎を示したポメラニアンの1例

6. 喘息様発作
a. 幼少時より毎日のように発作性の喘鳴症状を起こすパピヨンの1例
b. 咳症状および胸部レントゲンにて肺炎が疑われたが、気管支鏡検査では無菌が証明された猫の1例

7. 気管支拡張症
a. 気管支拡張症と診断した犬の1例

8. 気管虚脱
a. 重度の呼吸困難を主訴に来院し、気管支鏡にてGradeIVの気管虚脱と判明し、緊急に自作シリコンステントにて気管拡張を行い救命したヨーキーの1例
b. 慢性発咳を示した胸部気管虚脱に対しシリコン製気道ステントにて長期管理に成功したヨーキーの1例
c.
犬の気管虚脱GradeIVに自己拡張型金属ステントEasy WallstentTMの気管内留置を試みた1例
d. 気管気管支軟化症を伴った気管虚脱犬の胸部気管に自己拡張型金属ステントUltraflex diamondTMの留置を試みた1例
e. 失神転倒症状を伴う気管虚脱のヨーキーに軟口蓋切除術が有効であった1例
f.
犬の気管虚脱GradeIVに対しシリコン製Tチューブ設置にて救急救命し、その後自己拡張型金属ステント設置まで2.5ヵ月間管理した1例

9. 喀血・血痰
a. 中枢気管支壁が組織崩壊し嚢胞状拡張に至り喀血を呈した猫の1例
b. 血管肉腫のびまん性肺内転移によって喀血を起こした犬の1例

10. 気管支肺炎・下気道感染症・細菌性肺炎
a. 重度の呼吸困難を伴った猫の下気道感染症の2例
b. 膿性鼻汁と重度の肺機能低下をともなう下気道感染症を起こした若齢のコッカースパニエルの1例

11. 誤嚥性肺炎
a. 重症筋無力症によって誤嚥性肺炎を起こした生後2ヶ月の猫の1例
b. 不顕性誤嚥と診断したMダックスの1例

12. 肺腫瘍・気管気管支内腫瘍
a. 癌性胸水を伴った猫の肺腺癌の1例

b. 重度な換気障害と低酸素血症を伴った犬のびまん性肺腺癌の1例
c. 猫の気管分岐部を閉塞する中枢気道内腫瘍に対し内視鏡下処置のみで7ヶ月間QOLを維持した1例

13. 非腫瘍性・非感染性の肺野異常陰影
a. 脂質性肺炎の猫の1例
b. 慢性間質性肺炎の治療中に粘液栓による閉塞性肺炎がみられた猫の1例
c. 犬の好酸球性肺炎の1例

14. 鼻腔内異物
a. 雑草の断片(内視鏡下摘出可)
b.
自分で食いちぎった尾の断端(内視鏡下摘出不可-外科摘出)
c. 鼻道内骨片(内視鏡下摘出不可)

15. 気管外病変または縦隔内病変
a. 肺門リンパ腫により右主気管支が狭窄したビーグルの1例
b. 化膿性心嚢液貯留により呼吸速拍を呈した猫の1例

16. 咽喉頭疾患・短頭種気道症候群・睡眠障害
a. 睡眠時無呼吸を呈する軟口蓋過長症に対し外科的整復を行ったキャバリアの1例
b. 喉頭小嚢外反および軟口蓋過長症により上気道閉塞(ストライダー)を示したパグの1例
c. 重度の喘鳴症状と頻回のチアノーゼを示したフレンチブルに軟口蓋切除術を実施し著明な改善を得た1例
d. 異常に大きないびきと低酸素血症を認めたキャバリアに軟口蓋切除術を実施し、血液ガス値が正常化した1例
e. 若齢Mダックスに認められた特発性喉頭麻痺の1例
f. 短頭種気道症候群代償末期の老齢パグにセロトニン再取り込み阻害薬投与によって症状改善がみられた1例
g. 特発性喉頭麻痺と診断したフラッドコーデッド・レトリーバーに対しtie-back術を実施し喘鳴症状が消失した1例
h. 誤嚥性肺炎を繰り返す若齢イングリッシュブルドッグに軟口蓋切除術と喉頭小嚢切除術を実施し良好な経過を示した1例
i. 喉頭内リンパ組織増殖によって喘鳴を示した猫の1例
j. 興奮時喘鳴と睡眠障害を呈する4歳の狆に喉頭虚脱と診断し、永久気管ろうを設置し良好な経過を示した1例
k. 短頭種気道症候群代償不全末期にびまん性肺野間質陰影を伴って低酸素血症を示した8歳狆の治療成功例
l. 鼻腔内腫瘍が後鼻孔を閉塞し呼吸困難と睡眠障害に陥ったシーズーに永久気管ろうを設置し救命しえた1例
m. 喉頭虚脱ステージ3と診断し、永久気管ろう設置にて呼吸症状の著明な改善がみられた若齢のフレンチブルの1例
n. 咽頭虚脱によって睡眠障害に陥ったチワワの1例
o. 重度の気管低形成によって呼吸困難を示した2ヵ月齢のイングリッシュブルドッグの1例


17. 間質性肺疾患
a. 特発性間質性肺炎と診断した犬の1例

18. 慢性鼻炎
a. 猫喘息を合併したリンパ球プラズマ細胞性鼻炎の幼齢猫の1例
b. リンパ球プラスマ細胞性鼻炎と診断されたMダックスの1例
c. リンパ球プラズマ細胞性鼻炎と診断したボーダーテリアの1例

19.乳ビ胸
a. タルクを用いた胸膜癒着療法により治療に成功した猫の乳ビ胸の1例

20.横隔膜ヘルニア
a. 猫の先天性横隔膜ヘルニアに対し外腹斜筋パッチグラフトによって整復した1例

21.漏斗胸
a. 漏斗胸の老齢パグに胸部X線像にてびまん性間質陰影が認められ、IPV療法によって改善がみられた1例

内視鏡症例

1. 胃内異物
a. ゴムボール(摘出不可)
b. ゴム風船(摘出可)
c-1 コイン(摘出可)
c-2 コイン(摘出可)
d. 化粧用のスポンジ(摘出不可)
e. ペットボトルのふた(摘出可)
f. プラスチック製のフタ(摘出可)
g. 軟式用テニスボール(摘出可)
h.桃の種(摘出可)
i. すももの種(摘出可)

2. 胃粘膜異常
a. 胃粘膜ビラン
b. 胃粘膜ビラン
c. 粘膜色の異常
d. ヘリコバクター感染症の犬の1例

3. 十二指腸炎
a. リンパ球プラズマ細胞性十二指腸炎の猫の1例
b. リンパ球プラズマ細胞性十二指腸炎の犬の1例

4. 通過障害
a. 幽門狭窄を示したMダックスの1例
b. 腸閉塞症状を起こしたが、内視鏡検査にて偶然胃内に逆流してきた毛球を発見摘出し症状の改善をみた犬の1例

5. 食道内異物
a. ササミジャーキー(摘出可)
b. 「ねじりっこ」(摘出可)

6. 食道疾患
a. 猫の巨大食道症の1例

7. 外耳道疾患
a. 耳道内腫瘤によって難治性外耳炎を示した猫の1例
b. 耳道内腫瘍を内視鏡下高周波スネアにて切除した猫の1例
c. 耳道内腫瘍により中内耳炎症状を示した犬に高周波スネアを用いて腫瘍切除し、症状が消失した1例

8. 十二指腸内異物
a. ゴムボール状異物(摘出不可)

外科症例

1. 猫の慢性便秘症に対する骨盤拡幅手術→完治
2.
路上の小石を飲み込んで腸閉塞を起こし吐血、下血を起こしたダックスフンドの例→完治
3. 急性胃捻転をおこして執拗な嘔吐症状を起こした犬の例→完治
4. 脾臓捻転のため腹水貯留を起こした猫の例→完治
5. 急性膝蓋骨脱臼のため突然後ろ足が内方に曲がってしまったポメラニアンの例→完治
6. めまいのため起立不能にまでなった、耳道内ポリープによる猫の中内耳炎→完治
7. ほぼ全ての尿道に結石がつまってしまったシェルティの尿閉→完治
8. 後肢の完全麻痺を示したダックスフンドの椎間円板ヘルニア→完治
9. 脊髄の腫瘍で後肢の完全麻痺を示したダックスフンドの例→完治
10. 肩関節の関節鼠(ジョイントマウス)を除去した猫の例→完治
11. 膀胱粘膜ポリープによりコーラ色の血尿が1ヶ月間続いたシェルティの例→完治
12. 大勢の子猫たちにおなかに乗られて横隔膜ヘルニアを起こして急性呼吸困難を起こした猫の1例→完治
13. プラスチック製の吸盤を誤食し腸閉塞を起こし執拗な嘔吐症状を示したドーベルマンの1例→完治
14. 犬の肝細胞癌の1例→完治
15. 胆嚢摘出術により急速な全身症状の改善をみたポメラニアンの胆嚢粘液嚢腫の1例→完治
16. 膀胱嵌頓を起こし急性排尿障害を合併した犬の会陰ヘルニアの1例→完治

その他

1. 全身の脱毛と色素沈着が、食事改善のみで完全回復した犬の例
2. 糖尿病で昏睡状態となってしまった猫の例
3. 赤血球増加症でてんかん様発作を起こした猫の1例
4. 赤血球増加症で慢性嘔吐を示した犬の例
5. 足の関節の痛みと腫脹、起立不能、皮膚潰瘍、呼吸困難などの急性SLE症状が数日間に急速に進行した犬の例
6. 糖尿病症状に始まったが、腹腔動脈血栓塞栓による急性壊死性膵炎と判明した猫の心筋症の1例


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