呼吸器 14-a 鼻腔内異物-雑草

パグ、オス、2歳10ヶ月。体重15.10kg。「8日前に草が鼻に詰まった。しきりにくしゃみで出そうとするがでない。苦しそう。内視鏡でとってほしい」とのことで来院。
初診時。呼吸困難
内視鏡にて左右の後鼻孔にまたがった異物確認
摘出したイネ科の雑草
摘出後の後鼻孔。異物はなくなり両側の鼻道が開通
経過:初診時、パンティングと鼻詰まり症状あり。多量の漿液性鼻汁もみられた。動脈血酸素分圧は89.9mm Hgで正常。翌日全身麻酔にて内視鏡にて口腔から咽頭鼻部および後鼻孔を観察した。粘膜は重度発赤・浮腫を呈し、左右の後鼻孔をまたがるようにしてある異物を確認した。把持鉗子にて容易に除去できた。異物はイネ科の雑草の一部で長さは3.6cmだった。
コメント:内視鏡で鼻腔内異物がきれいに取り出せた例です。
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