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Blog-Dr城下の呼吸器雑記帳

  • Ⅱ型呼吸不全の症例で高濃度酸素吸入により意識障害や呼吸困難を引き起こすのはなぜ?

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    慢性高炭酸ガス血症を引き起こす呼吸器疾患は、同時に低酸素血症も生じています。これは、肺胞気式 PAo2=FIo2-Paco2/R (R:呼吸商)でも説明されますが、このような状況になる疾患は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)です。COPDでは数...

  • Flow by酸素投与法は? Ⅱ型呼吸不全の場合、酸素濃度的に高濃度になり過ぎないか?

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    100%酸素を、チューブを介して鼻先から2cm離して投与します。この場合、加湿が必要となります。方法とFIo2については添付資料を参考にしてください。この資料によると体重10kgの犬では2L/分の酸素流量でFIo2(吸入気酸素分圧=気管内酸...

  • 気流制限がある場合、呼気努力が生じる機序ー肺伸展受容体の機能からの考察

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    「肺伸展受容体(Pulmonary stretch receptors)これは気道平滑筋内に存在すると考えられ、肺の伸展に反応してインパルスを生ずる。肺が膨張している間はその活性は保たれ、適応による弱化は全くみられない。ここで発生したインパ...

  • 若齢から成犬時に大きないびきがある犬が老齢になると慢性気管支炎になる理由

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    以下の文献により、上気道閉塞とそれによる気道内乱流が粘液線毛系の障害を引き起こすと考えられている。そのため過剰な粘稠粘液が気道内に蓄積する可能性がある。いびきは、睡眠時の上気道閉塞が毎日ある証拠である。私の経験では、非短頭種で若齢期にいびき...

  • 間質性肺炎の分類

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    間質性肺炎の分類(この記事は書きかけ中です)間質性肺疾患(Interstitial lung diseases, ILDs)とは,びまん性肺疾患(Diffuse parenchymal lung diseases, DPLD)の中の主要な疾...

  • 犬の多中心型リンパ腫におけるBALの診断的有用性

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    Hawkins EC, Morrison WB, DeNicola DB, et al. Cytologic analysis of bronchoalveolar lavage fluid from 47 dogs with multic...

  • 気管支拡張症

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    (この記事は書きかけ中です)定義:気管支壁の弾性・筋組織が組織崩壊し気管支の慢性の異常拡張や捻転を起こしたものと定義されます。これらの変化は不可逆性です。形態変化に基づいて名付けられた疾患のひとつで、診断名として使用されます。びまん性と限局...

  • パルスオキシメトリーとカプノグラム

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    麻酔モニタとして現在普及しています。動脈血ガス分析の代替法として利用可能であり、非侵襲的、簡便、連続モニタリング可能という利点があります。しかし、パルスオキシメーター測定はプローブを尾根や耳介などで測定しますが体動で不安定となるので実際は測...

  • 動脈血ガス分析

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    動脈血ガス分析は、低酸素血症、高炭酸ガス血症、および酸塩基平衡障害を評価し、小動物臨床では無麻酔で実施可能な唯一の呼吸機能を定量できる検査法です{McKiernan, 1992 #2949}。近年、一回換気フロー・ボリューム曲線解析{Ami...

  • 透視検査

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    上気道および中枢気道の動的評価が主体となる。末梢気道・肺実質疾患でも嚢胞状陰影はよく評価できる。X線検査で識別しにくい嚢胞状陰影でも膨らんだり縮小したりする動きが明瞭になるので、その位置をよく把握することができる。また、気管支拡張症や気管支...