お知らせ

城下院長、稲葉先生が第40回動物臨床医学会記念年次大会にて学会発表を行いました。

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2019年11月15-17日に、大阪国際会議場にて第40回動物臨床医学会記念年次大会が開催され、城下院長が犬・猫の呼吸器臨床研究会(VeRMS Study Group)を代表して口頭発表を行いました。演題は「気管切開術-7年間100例の経験」です。これまで救命が困難であった重度上気道閉塞疾患の動物の治療の一環としての気管切開術の意義と有用性について報告しました。稲葉先生も「咳嗽と喀血を呈した猫の気管支疾患の1例」の演題を発表しました。喘息様症状を示す猫で、気管支鏡検査にて好中球/好酸球混合型タイプの猫の気管支疾患を診断し、偶発的に拍動性気管支結節病変をみつけました。純粋な好酸球型の猫喘息と異なり、吸入性ステロイドは奏功を示さず、全身性ステロイドが症状安定に必要であったという報告です。猫喘息の正確な診断とそれに基づく治療法の確立を提案する機会となる発表でした(城下)。