症例一覧

慢性特発性鼻炎 ●

犬の症例紹介鼻の病気咳|犬呼吸が苦しそう(咳あり)|犬呼吸が苦しそう(咳なし)|犬2ヶ月以上続いている|痰をきるような仕草あり鼻汁・くしゃみあり|犬鼻つまり(ズーズー、フガフガいう)|犬夜間、呼吸不整で熟睡できない犬の鼻の病気一覧

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病態

原因と発症傾向

診断

1)–

2)–

3)–

診断のレベルは、確定(Definite): 1)〜3)全てを満たす、疑い(Possible):1)と2)を満たす、可能性あり(Probable):1)のみ

臨床徴候

血液検査

動脈血ガス分析

画像検査所見

X線検査

CT検査

内視鏡検査

その他

治療

(1)初期対処

(2)内科療法

(3)外科療法

予後

未解決の問題、特記事項

引用文献

 

(犬・猫の呼吸器臨床研究会 犬・猫の呼吸器科 城下幸仁)

当院呼吸器科の見解と処置

臨床徴候と検査所見
  1. 慢性鼻汁、スターター(ズーズーいう鼻つまり症状)、くしゃみなどの慢性鼻炎症状がみられる
  2. 白色から黄緑色の「スライム」状の粘稠鼻汁を特徴とし、鼻汁が壁に付着したり、くしゃみで全部排出しきれずに、ティッシュなどで巻き取り出さなければいけないことがある
  3. 逆くしゃみや突然吸気性呼吸困難が生じることある
  4. 強い鼻閉のため睡眠障害が生じることがある
  5. 喉頭由来の強い咳(いわゆる「後鼻漏」)をともなうことが多い
  6. 5-9歳齢のミニチュア・ダックスフンドで好発する
  7. 抗生剤やステロイド投与でも改善がみられない
  8. 発症の契機は不明
  9. 口蓋裂などの奇形、後天性口蓋損傷、異物、感染、腫瘍、アレルギー、炎症性疾患は見つからない
  10. 頭部MRI/CT検査では鼻汁貯留所見がみられるに過ぎず、鼻甲介構造は保たれている
  11. 鼻汁を吸引し誤嚥性肺炎を生じ、急性呼吸困難症状に進展することがある
  12. 原因は分かっておらず、ネブライザー療法などの対症療法を行う。
当院呼吸器科診断基準
  1. 粘稠鼻汁、くしゃみ、スターターおよび逆くしゃみの症状が4週間以上続いている(必須)
  2. 肉眼的に歯周病疾患がない
  3. 鼻鏡検査(観察、生検、ブラッシング)にて、異物、細菌感染、真菌感染、腫瘍、リンパ形質細胞性鼻炎、好酸球性鼻炎を除外する(必須)
  4. 頭部CT/MRI検査にて鼻甲介構造が保たれており、画像にて異物や腫瘍を疑うことができない
  5. 鼻鏡検査時に8Frカテーテルの鼻腔疎通性良好であれば、良性鼻孔狭窄を除外する。しかし、慢性特発性鼻炎にて炎症性に後鼻孔狭窄を示すことがあるので注意を要する。

慢性特発性鼻炎の詳細について

症例

確定診断症例数19例(-150117)

症例① Mダックスフンド、9歳、オス

症例② Mダックスフンド、11歳、メス(気管支鏡検査アーカイブ-症例572