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急性喉頭炎 ●

猫の症例紹介喉頭の病気呼吸が苦しそう(咳あり)|猫咳が止まらない|猫声がかれている|猫猫の喉頭の病気

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病態
原因
診断
治療
予後

臨床徴候と検査所見

  1. 喉頭粘膜に急性炎症を生じ、痛みや喉頭浮腫による発声障害と呼吸困難を引き起こす。猫ではネコヘルペスウイルス(FHV-1)とネコカリシウイルス(FCV)、犬ではケンネルコフの二次感染の原因菌である気管支肺血症菌(Bordetella bronchiseptica)の急性感染が原因と考えられている。受診までの臨床症状持続期間は数日から1週間以内。上気道炎症/感染性疾患であり、呼吸器救急疾患のひとつである
  2. 摂食時疼痛、発熱、元気消失、開口呼吸、嗄声、声が出なくなるなどを急性発症する
  3. レッチング(のどに何かつかえて吐き出そうする仕草)やギャギング(ゲーゲーいう)も頻繁によく認められる
  4. 吸気努力、頸伸展、高調ストライダー、持続しない単発性の乾性発咳 などもみられる
  5. 猫では喉頭炎に感受性が高いので、脱水や衰弱を伴って横臥状態になり、重篤化することがある
  6. 視診にて吸気時間の延長、咽喉頭部聴診にて高調気道狭窄音、喉頭鏡検査にて喉頭の著しい発赤や浮腫、喉頭内外に過剰な分泌物、喉頭痙攣などが認められる。
  7. 猫では、野外猫との接触や多頭飼育環境で発症傾向が認められる
  8. 混合ワクチン接種は症状軽減には役立っていると思うが、完全に発症を予防することはできない

当院呼吸器科診断基準

  1. 嗄声、声が出ない、摂食障害、発熱、元気消失、レッチング/ギャギング、単発性咳などが来院前の1週間以内から生じている(必須)
  2. 透視検査にて、吸気時間の延長、吸気時の咽頭拡張と喉頭後退、高調気道狭窄音あり(必須)。吸気時の動的頸部気管虚脱を伴うことがある
  3. 喉頭鏡もしくは気管支鏡検査にて、喉頭口周囲の浮腫/発赤、喉頭内外に過剰な分泌物、喉頭痙攣、声帯ヒダの左右不対称の所見が認められる。声帯ひだは発赤せず褪色し浮腫と示すことがある(必須)
  4. 鑑別疾患は、喉頭麻痺、喉頭腫瘍、喉頭外傷、咽頭内腫瘤状病変である

喉頭炎の詳細について

症例

確定診断症例数5例(犬0例、猫5例)(-141104)

症例① チンチラ猫、10歳、オス (気管支鏡検査アーカイブ-症例421

症例② 雑種猫、14歳、メス (気管支鏡検査アーカイブ-症例424