お知らせ

城下院長、稲葉先生がそれぞれ第162回日本獣医学会にて学会発表を行いました。

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2019年9月10日に、つくば国際会議場にて第162回日本獣医学会学術集会が開催され、城下院長が犬・猫の呼吸器臨床研究会(VeRMS Study Group)を代表して口頭発表を行いました。演題は「犬・猫におけるラリンジアルマスクを介した喉頭および気管気管支鏡検査の適応と合併症:16.5年間820施行例からの後向き研究」です。長年行なってきた気管支鏡検査の手技について猫や小型犬でも細かい複雑な検査や処置が可能であると報告しました。稲葉先生も「虚脱部位と呼吸相に基づく犬の気管虚脱の分類の試み(2003−2017)」の演題を発表しました。これまで残念なことに、獣医療では曖昧に気管虚脱が診断され、的確な治療方針が立てられていませんでした。当院呼吸器科での14年以上の診療データの蓄積にて気管虚脱の分類を明確にし、今後それに基づいた理論的治療を行うということが目的での発表です。この診断基準によって、気管虚脱疑いの犬には必要最小限の侵襲で、適切な治療を実施できるようになると思います。今後の稲葉先生の活躍が期待されます(城下)。