お知らせ

城下院長がアメリカ獣医内科学アカデミー(ACVIM)にて学会発表しました(2019/06/07)。

お知らせ

2019年6月6−8日に、アメリカアリゾナ州、フェニックスでアメリカ獣医内科学アカデミー2019(ACVIM2019)が開催され、城下院長が犬・猫の呼吸器臨床研究会(VeRMS Study Group)を代表してePosterによる学会発表を行いました。演題は「Feline Bronchorrhea: A Retrospective Study of 18 Cases (2012-2017)、猫のブロンコレア18例(2012−2017年)の後向き研究」です。猫の新しい肺疾患の特徴的な症候、発症傾向、気管支鏡検査/胸部X線検査/CT検査/動脈血ガス分析の所見の傾向、治療法と成果について報告しました。無治療では生存期間は診断後平均9日間でしたが、何らかの治療を施せば1年間、外科療法を組みあわせれば約2年間の平均生存期間となりました。したがって、治療は内科療法と外科療法を組み合わせたものが最も効果的であり、とくに早期発見と治療開始で予後が極めて改善すると報告しました。海外の獣医師にもとくに関心が高かったようで、与えられた議論時間中に質疑応答が絶えず、多くの獣医が同じような症例経験があったが原因が分からなかったと異口同音におっしゃっていました。カルフォルニア大デイビス校の呼吸器専門医、Dr. Johnson (画面左から2番目)からもぜひ論文としてまとめて報告してほしいので、協力したいとのお話がありました(城下)。

発表内容は、https://www.sagamigaoka-ac.com/performance/ 「学会発表」の一覧に掲載しております。下方のスクロールしてください。