相模が丘動物病院のホームページ|メール


特発性乳び胸治療中に突然気胸を生じ、タルクを用いた胸膜癒着術にて呼吸の安定化が図れた猫の1例-会場での討論

Q1: このタルクはどのように入手したのか?
A1: インターネットで化粧用タルクとしてなるべく小分けされているものを選んで購入しました。医薬部外品として承認されているものです。

Q2: 次回タルクを用いた胸膜癒着術を施す場合、どれくらいの投与量をどのように注入するのがよいと思うか?
A1: 左右合計あるいは胸水貯留側のみに、実験で行われている低用量と高用量の中間の100mg/kgを1回注入し、最低3日間は効果をみて追加投与することを判断します。合併症の発熱と胸痛を最小限にするため、注入前に消炎鎮痛剤を事前投与します。3日間は炎症細胞浸潤があるので呼吸状態を厳重監視します。

Q3: 硬化剤としてテトラサイクリンはどのように考えているか?
A1: 文献的にほぼ50%の確率とされているし、最近行われなくなってきているので何か問題があるのかもしれません。


相模が丘動物病院のホームページ|メール
Copyright(c) Sagamigaoka Animal Clinic. All rights reserved.