症例一覧

壊死性唾液腺化生 ●

咳|犬発症から2週間以内|4ヶ月齢以上元気食欲なし2週間から2ヶ月間続いている|元気食欲なし首をのばしてゼーゼーいう|犬咳が止まらない|犬水を飲むとゲーゲーいう|犬白い粘稠な液を吐き出す|犬首をのばしてゼーゼーいう|犬呼吸が浅く速い|犬犬の咽頭の病気

臨床徴候と検査所見

壊死性唾液腺化生はヒトで唾液腺壊死または梗塞とも呼ばれている。唾液腺管や腺房が虚血性壊死を伴い扁平上皮化生を起こす。全年齢の犬(多くはテリア種などの小型犬種)でみられるが、おもに3-8歳齢で発症する。発症犬は通常、元気消失、悪心、食欲低下を示す。臨床徴候には、触診で痛みを伴う唾液腺腫大、体重減少、流涎、レッチング、ギャギング、吐出、嘔吐がある。その他に、嚥下動作の反復、舌なめずり、咳、頻呼吸、呼吸困難、努力呼吸なども認められる。FNAや生検サンプルを検査しても異常をみとめることは少ない。診断には、唾液腺腫大の他の原因を除外することが重要となる。腫大した唾液腺を外科切除しても臨床徴候の改善はあまり期待できない。疼痛管理、抗菌剤(吸引検体からの培養や感受性試験にもとづく)、NSAIDs、ステロイドの抗炎症量、内部寄生虫の駆除によって良好な反応を示すことがある。フェノバルビタール投与(1-2mg/kg PO bid, または初期はより高用量)にて劇的な症状改善を示すことがあり、神経に病因があると考えられている。

当院呼吸器科診断基準

 

症例

確定診断症例数 例(-140903)

症例①