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若齢ミニチュア・ダックスフンドにみられた特発性喉頭麻痺の1例-会場での討論

Q1: ICU入院中は室温を何℃に設定していたのか?
A1: 18℃です。喉頭麻痺の症例は、春から夏に症状が悪化し来院するので、冷房で管理することになります。

Q2: 小型犬の喉頭麻痺の外科治療は困難という結果になった。文献でも手術成功度が低いという。もし、小型犬で喉頭麻痺が発症したらはじめから永久気管ろう設置術を行った方がよいということなのか?
A2: 永久気管ろう設置術はあくまで最終手段と考えるべきです。というのは、治療側からするとこの方法は早く確実に問題解決することにはなりますが、設置後には自宅管理にて飼い主に継続的に大きな負担をかけることになるからです。もし、他の手段を差し置いて、永久気管ろう設置術を行う場合、慎重に十分な議論を尽くした上で、飼い主からインフォームドコンセントを得る必要があると思います。


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