| 犬の気道内異物1 | |||
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プロフィールと来院経緯:シーズー、メス、5歳。体重5.98kg。「浅速呼吸、急性発咳、胸部異常陰影あり、前医にて10日間治療するも改善なかった」とのことで、セラピスト動物病院 町田市(東京)より紹介。 |
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| 初診時胸部]線所見。 びまん性間質陰影が認められた。 |
第16病日の気管支鏡所見。右中葉気管支内に黄白色の粘液が貯留していた。 | 同気管支鏡検査にて気管支肺胞洗浄には大量の好酸球浸潤があり、細菌陰性だった。好酸球性気管支肺症と診断した。 | 第90病日の胸部X線所見。肺野間質陰影も消失したが、右中葉気管支内に結節陰影が残った(矢印)。 |
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| 第90病日の気管支鏡所見。右中葉気管支内に茶褐色の崩れやすい粒状の異物が3〜4個見つかった。 | 同気管支鏡検査時に、吸引チューブを用いて柔軟な異物を回収した。 | 第168病日の胸部]線所見。肺野の結節陰影は消失し、ステロイド投与を中止したが肺野間質陰影も再発していなかった。 | |
| 経過:初診時、右中肺野に限局性浸潤影を伴ったびまん性間質陰影がみられ、重度の低酸素血症(Pao2 59mmHg)であった。15日間のIPV療法にてPao2が72mmHgまで改善したので、第16病日に気管支鏡検査を行った。右中葉気管支内に黄白色の粘液が貯留していた。気管支肺胞洗浄と肺生検にて好酸球性気管支肺症を診断し、ステロイド治療を開始した。咳も肺野間質陰影も消失したが、右中葉気管支内に結節陰影が残った。第90病日、再度気管支鏡検査を行った。右中葉気管支内に茶褐色の崩れやすい粒状の異物が3〜4個見つかり、吸引チューブやキュレットを用いてほぼ回収した。その後、肺野の結節陰影は消失し、ステロイド投与を中止したが咳も肺野間質陰影も再発していない。飼い主曰く「パンの耳」かもしれないとのことだった。 | |||
| コメント:食物の犬の気道異物は十分あり得ると思われますが、報告がありません。 気管支内には消化酵素は存在しないので、本症例のように気管支内に100日間も食塊の異物が滞ることがあるようです。 | |||
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