気管支鏡検査一覧

症例479

#479−タナベダンボ150717-Postope【症例479動画】 ダンボちゃん。ヨークシャーテリア 8歳 メス、体重4.5kg。 来院経緯、主訴および問診:症例474で急性咽喉頭炎と喉頭麻痺と診断し、初期治療にて入院および在宅治療含め3週間経過し、2015年7月17日に再受診となった。運動後ストライダーが軽減したとのことであった。最終診断は喉頭麻痺。診察時徴候:過度な興奮時以外にストライダーは認められなくなった。 臨床検査所見:CRP測定にて0.15mg/dl(7月2日退院前、0.7mg/dl)。 喉頭および気管気管支鏡検査所見:肉眼所見にて咽喉頭炎はほぼ消退した。しかし、依然として喉頭麻痺は認められた。 確定診断:喉頭麻痺。喉頭虚脱は認められなかったので外科療法適応と考えられた。  最終治療:左側披裂軟骨側方化術。  転帰:良好。術直後は運動後ストライダーが認められたが、ネブライザー療法を続け術後5日後には次第に消失してきた。術後9日目に退院。翌々日、急遽飼い主様のご都合で飛行機で長崎まで輸送することになったが無事到着した。