気管支鏡検査一覧

症例440

オオタニニーチェ141226喉頭ー術後症例440動画】 ニーチェちゃん。ラブラドールレトリーバー 10歳 オス 26.4kg。天王台動物病院(千葉県)より診療依頼を受けました。症状:2ヶ月前から月に2-3回、運動後に重度なストライダーあり、苦しそうにうつぶして動けなくなる。最終診断は喉頭麻痺。その他の臨床所見:安静時問題なし、歩様問題なし、階段上り下りは問題なし、診察台上で後肢震えなく動き回れる、胸部X線検査にて肺野透過性正常、Pao2 96mmHg, CRP 0.00mg/dl。気管支鏡所見:喉頭内に塊状病変なし。浅麻酔下に吸気時に両側披裂軟骨外転なし。最終診断:後天性特発性喉頭麻痺。治療:片側披裂軟骨側方化術。転帰:術翌日より元気に歩行していた。2週間後、5分程度走り続けても、階段を上り下りしても高調ストライダー(ヒーーヒーー)は生じなくなり、完治して退院。