気管支鏡検査一覧

症例411

症例411動画】 チョコちゃん。ラブラドールレトリーバー 11歳 オス。湘南動物愛護病院(茅ヶ崎市)より診療依頼を受けました。 症状:慢性発咳(4ヶ月間)。最終診断は慢性気管支炎および肺腺癌。その他の臨床所見:胸部X線写真にて多発性粒状陰影および右中肺野に結節影あり、Pao2 66 mmHg。気管支鏡検査所見:RB4およびLB2粘膜面に広範に凹凸不整隆起病変あり-生検にて特異的炎症なく非腫瘍性変化、結節影部位と一致するRB2深部に白色ポリープ状病変あり-生検にて腺癌と診断。最終診断:慢性気管支炎および肺腺癌。治療:肺機能低下を示す重度慢性気管支炎合併のため肺葉切除術非適応なので肺腺癌についてはAPCなどの局所療法か腫瘍科相談。慢性気管支炎に対しては去痰剤および気管支拡張剤、適度な運動推奨。転帰:現在かかりつけ医にてフォロー中。