気管支鏡検査一覧

症例406

症例406動画】 パティちゃん。フラットコーテッドレトリーバー 8歳 メス。金城動物病院(相模原市)より診療依頼を受けました。 症状:持続性パンティングと発熱。最終診断は肺組織球性肉腫。その他の臨床所見:幼少時に右大動脈弓遺残症整復術歴あり食道狭窄と気管狭窄あり、耳道内組織球性肉腫切除歴あり、胸部X線検査にて右後肺野に巨大マス陰影あり、経胸壁エコー検査にて混合エコー、エコーガイド下生検にて無菌性の粘稠な粘液膿性分泌液。気管支鏡所見:気管狭窄、右主気管支閉塞、気管および気管支ブラッシング・気管支肺胞洗浄液にて細菌陰性。最終診断:肺組織球性肉腫。治療:温存的にステロイドによる抗炎症療法。 転帰:発熱は持続しているが持続性パンティングは緩和され一般状態は改善した。