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気管支拡張症

2016/10/26

(この記事は書きかけ中です)

定義:気管支壁の弾性・筋組織が組織崩壊し気管支の慢性の異常拡張や捻転を起こしたものと定義されます。これらの変化は不可逆性です。形態変化に基づいて名付けられた疾患のひとつで、診断名として使用されます。びまん性と限局性に分けられます。

タイプ:以前は、「円柱状(Cylindorical)、囊状(Saccular)、嚢胞状(Cystic)、静脈瘤状(Varicose)の4つのパターンがある」と文献に記載されていましたが、最近は、「重症度順に、円柱状(Cylindorical)、静脈瘤状(Varicose)、嚢状(Saccular)または嚢胞状(Cystic)と分類する」と書かれています。嚢状(Saccular)または嚢胞状(Cystic)はほとんど同義語のように扱われ、どちらを使用してもよいようですが、分けて記述しているものはSaccularの方がCysticより直径が大きいものを指すようです。近年の獣医学の文献1)では、円柱状(Cylindorical)、嚢状(Saccular)、静脈瘤状(Varicose)と分類されるが、静脈瘤状(Varicose)をみることはなく、結局は、円柱状(Cylindorical)、嚢状(Saccular)のどちらかに集約されています。

  • 円柱状(Cylindorical):dilatation of the bronchi without tapering toward the periphery
  • 嚢状(Saccular):airway dilatation that included focal saccular dilatations or cyst-like structures

程度:近年の獣医学の文献1)では、胸部X線検査所見にて拡張している気管支の位置と長さによって次のように分類されています。

  1. Mild(軽度): Single lobe involvement with dilatation of the lobar bronchus as it extended away from the pulmonary hilum toward the periphery; lesions tended to be in a central location.=1肺葉のみに病変あり。葉気管支が肺門から末梢にかけ拡張しているが病変は主に中枢側にある。
  2. Moderate(中程度): Multiple lobe involvement with predominantly central bronchial changes or single lobe involvement with peripheral extension of bronchiectasis.=2〜3肺葉に病変あり。中枢気道側に気管支拡張変化あり。または1つの肺葉でも末梢まで気管支が拡張。
  3. Severe (重度):Generalized lung lobe involvement with dilatation of principal bronchi extending into the periphery of multiple lung lobes.=3肺葉以上に病変あり。左右の主気管支を含み複数の肺葉において末梢まで気管支拡張病変が広がっている。

参考文献

1)Hawkins EC, Basseches J, Berry CR, et al. Demographic, clinical, and radiographic features of bronchiectasis in dogs: 316 cases (1988-2000). J Am Vet Med Assoc 2003;223:1628-1635.

最終更新日:2015.10.23