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触診(Palpation)

2016/07/12

胸郭の変形、肋骨の骨折、体表の熱感、脱水の程度、努力呼吸の評価、BCS、体表リンパ節腫大、頚部周囲の塊病変、頚部気管の形状、上腹部の固さ、股動脈圧(PFA)を診ます。

胸郭の変形:

樽胸(barrel chest) 肺気腫の動物では胸郭が背腹方向、左右方向にともに厚くなり、胸郭拡大を示します。

漏斗鏡(funnel breast, pectus excavatum) 胸骨部が様々な程度で胸腔内側に陥凹しています。肺活量が減少し、心臓や肺へ何らかの影響を示すようになります。

鳩胸(pigeon breast, pectus carinatum) 肋骨が内方に屈曲し、胸骨部が「船先」のように尖って前方に突出する胸郭の変形です。心臓や肺への影響が少なく美容上以外問題ありません。ミニチュアダックスフンドやチワワなどでみられます。

努力呼吸の評価:

吸気努力 手の平を両側の胸郭に当て肋骨全体が吸気時に前方に動くことを確認します。特に中央より前方の肋骨の運動が確認されます。通常、過剰な吸気努力は上気道閉塞でみられますが、慢性肺疾患でもある程度の吸気努力がみとめられることがあります。

呼気努力 腹直筋を指で触れ緊張が呼吸毎にあれば呼気努力があります。腹直筋は呼気筋なのでこの筋の緊張は呼気相を意味します。吸気と呼気の識別にも役立ちます。

上腹部拡大と固さ:肝腫大、肥満、胃拡張、腹腔内腫瘍、子宮蓄膿症など腹腔内容積増大が胸膜腔内容積制限を引き起こし、末梢気道の気流制限を引き起こし、慢性発咳や呼気努力などの原因となることがあります。

慢性発咳では、診察台上での咳を観察します。一回の咳の時間が吸気も呼気も長く、咳ごとに体を丸め頭部を下げ、高調の音のつらそう咳を繰り返せば、末梢気道が関連します。

最終更新日:2016.10.06